大阪で設計中の住宅H邸の敷地周辺サーベイをしました。敷地から半径500mをひたすら歩き印象に残ったものをスナップしました。敷地周辺は小さな城があった小規模な城下町であったため、道を鍵の手に曲げて迷路のようにした追廻し筋とも呼ばれる道路の名残が多数ありました。特に目に付くのは立派な塀。そして、その向こうに庭、母屋、蔵がある屋敷がひっそりと建っています。しかしここも例にもれず、大きな屋敷が壊されて分譲の建売住宅が並ぶ開発が所々で見られるのが残念です。今回の住宅は屋敷のように大きな敷地ではないですが、この場所ならではの、塀と母屋と緑の凛とした関係を継承した建築とする、という目標が見えてきました。

H邸敷地周辺サーベイ

Date : 2013.7.22